スピリチュアルカウンセラー ミリィさん
水晶からこぼれ落ちる、やわらかな音の余韻。スピリチュアルカウンセラーのミリィさんが奏でるクリスタルボウルは、聴く人の心をそっとほどいていく。今回のインタビューでは、その音への向き合い方から、目に見えないものを感じ取る感性、そして「自分を出していく」というこれからの歩みまで、ゆったりとした語り口で聞かせてくれた。
パワーストーンから生まれる、整える音
ミリィさんが扱うクリスタルボウルは、水晶からできた楽器だ。「メロディーというよりも、素材そのものの音」だと彼女は言う。もともとピアノを弾き、吹奏楽でユーフォニアムも経験してきたが、それらは「出来上がったもの」から音が出る。一方でクリスタルボウルは、石そのものから音が響く。その不思議さに惹かれたのだという。
水晶に含まれるケイ素は人間の体内にもあるもので、その共鳴が人を「活性化させる」のだと話す。バラバラだったものが少しずつそろっていく――そんなイメージで、彼女は相手の波長を強制ではなく自然に整えていく。


魂とつながり、言葉を受け取る
ミリィさんのセッションでは、まずチャネリングが行われる。彼女いわく、それは自分の中から出てくる言葉ではなく、「お相手の魂につながって、そこから言葉をとってくる」感覚だという。だからこそ、受け取ったメッセージはそのまま伝える。相手が見せたくない部分は、不思議と彼女にも「聞こえない」のだそうだ。
宇宙は愛と光でできている、というのが彼女の根本にある考え方だ。たとえネガティブな言葉が降りてきても、その先には必ず希望があると信じ、「次にどうするか」を添えて伝える。人はそれぞれ目的を持ってこの世界に降りてきた――そんなまなざしで、彼女は相手の内側にある答えを言葉にしていく。

蓋をした過去から、出していく今へ
幼い頃から見える感覚があったというミリィさん。けれど「人と違う」ことへの抵抗から、長くそれを隠してきた。第二子の出産を機にふたたび向き合うことになっても、最初は「見たくなかった」と打ち明ける。それでも口コミで仕事を重ねるうち、何も言わずとも周囲に伝わってしまうことに気づいたという。
いまは「見つかったらいいや」と、肩の力が抜けた。隠すために蓋をしていた自分から、少しずつ「出していこう」と思える自分へ。これからについて彼女は多くを語らないが、その姿勢はシンプルだ。「必要とされている方のところへ、届けるだけ」。会いたいと思ったら行けばいい――そんな軽やかな一歩を、ミリィさんは自らの生き方でも示している。





