エイジレスフットアドバイザー®️ 足の悩み研究家 大多和 圭子さん
顔のシワやお肌のお手入れには熱心でも、足の裏を最後にじっくり見たのはいつ――そう問われると、答えに詰まる人は多いのではないでしょうか。エイジレスフットアドバイザー/足の悩み研究家として活動する大多和圭子さんは、「足は体を支える底力であり、縁の下の力持ち。それなのに、いちばん見られていない場所なんです」と語ります。今回は、足の悩みに15年向き合い続けてきた大多和さんに、足の健康と上手なつき合い方をうかがいました。
「楽ちん」と「足にいい」は、同じではない
大多和さんがいま気になっているのは、靴選びが二極化していること。「楽ちんという言葉がずっと残っていますが、楽ちんな靴イコール足にいい靴というわけではないんです」。楽な靴ばかりを履いていると、体を支える足の力がだんだん弱り、姿勢やフォームにも影響が出てくると話します。
だからといって、毎日きっちり正しく、と気負う必要はありません。「四六時中ちゃんとするのは無理。今日は歩くぞという日だけ、自分に合った靴を選んで靴ひもをしっかり結ぶ。一駅歩いてみる。それくらいの小さな違いでも、大きく変わってくるんですよ」。


まずは「自分の足を知る」ことから
大多和さんが何より大切にしているのが、カウンセリングです。足の裏は自分では見えづらく、まして体重をかけて立った状態の足は、自分ではほとんど見たことがありません。だからこそ、足型の写真やフットプリント、歩行時の動きがわかるセンサーなどを使い、自分の足を客観的に見てもらうところから始めます。「たとえば5,000歩歩く人は、片足で2,500回。どこかにトラブルがあれば、その回数だけストレスを受けていることになる。そう話すと、皆さんはっとされるんです」。
指の長さも歪み方も、生活環境も人それぞれ。「足が歪んでいない人は一人もいらっしゃらない」と言います。市販のソックスやインソールを一律に勧めるのではなく、その人の足と暮らしに合わせて、できることから一つずつ。「全部を解決できないかもしれないけれど、どこかに突破口があるかもしれないから」と、無理のない改善方法を提案していきます。

痛くなる前に、足を大切にできる人へ
大多和さん自身、かつてはヒールを愛用し、外反母趾やタコ・ウオノメに悩んだ経験の持ち主です。セミオーダーの靴をつくっても痛くて履けず、「私の足だけが特別なのかな」と思い悩んだことが、この道に進むきっかけになりました。だからこそ「おしゃれを諦めたくない」という気持ちにも寄り添い、足に負担をかけにくい選び方を一緒に考えます。
向いているのは、ダンスやクライミング、ゴルフなど、何かにチャレンジしている人かもしれない、と大多和さん。「趣味を持っている人ほど、足の大切さを知っているから」。特に女性は更年期を境に足の状態が変わりやすく、去年履けた靴が今年は履けない、つりやすくなった、といった違和感が出てくることも。「気になったら一度、専門的なところで見てもらうだけでも違う。自分のセルフケアが合っているかを聞くだけでも、価値があると思います」と、やさしく背中を押してくれました。





