中目黒の“同じ住所”が、焼肉からすき焼きへ。2026年春に看板が変わる「そしじ」

2012年から続いた焼肉店の場所が、2026年にすき焼き専門店へ。A5黒毛和牛だけでなく、米・卵・鍋までを一鍋の設計として揃える、という話が出ている。

東京・中目黒で、店の“中身”が入れ替わる。上目黒3丁目の同じ住所で2012年から営業してきた「大阪焼肉・ホルモン ふたご 中目黒別館」が、2026年に「和牛すき焼 そしじ 中目黒店」へ。プレスリリースのタイトルでは2026年3月20日としており、街の店が次の形に切り替わっていく過程が見える。

場所は、東京都目黒区上目黒3-16-1 コットンビル2F。ここは2012年に「大阪焼肉・ホルモン ふたご 中目黒別館」として始まり、2026年(14年目)にリニューアルして「和牛すき焼 そしじ 中目黒店」になる、とされている。

今回の話題は、新店のニュースというより「業態が変わる」ニュースでもある。焼肉のテンションから、鍋のペースへ。同じ通り道のはずなのに、食事の時間の流れはけっこう変わりそうだ。

主なプラン一覧

項目 価格 補足
上/特/天 2,980円
6,500円
2,980円
3,380円
3,980円

店はすき焼き専門店として紹介されていて、ポイントは“肉の等級”の一言で片づけず、鍋の周辺までセットで組み立てているところ。肉・米・卵・鍋を「四つのこだわり」として並べている。

肉は、全国から厳選したA5ランクの黒毛和牛を使い、BMS10以上と記載がある。ここまでは想像しやすいのだけれど、私が「これ、地味に助かるやつかも」と思ったのは米の扱いだ。米は「すき焼き専用ブレンド米」とされ、京都の老舗米屋「お米の匠 八代目儀兵衛」が、すき焼きのために厳選したと書かれている。低温・低速精米、1%刻みのブレンドを行い、土鍋で炊いて提供するという。

すき焼きって、甘辛さと脂の情報量が多いぶん、受け止め役が弱いと一気に“濃い食事”になりがち。白米がちゃんと設計に入っていると、食べ進み方が整う。派手さじゃないけれど、こういうのが効いてくるんだよな、と。

卵はオリジナルの平飼い卵「そしじ卵」を使うとされている。鍋は南部鉄器の、すき焼き専用の特注鍋。道具の話が前に出てくるのも、鍋料理らしい。

店名の「そしじ」については、古くから高い波動・エネルギーを宿す文字として書家やアーティストに愛され、お守りにも用いられてきた、という説明がある。ここは受け取り方が人それぞれだけれど、“店の物語”を看板に背負わせるタイプの名付け、というのは伝わる。

メニューは、入口がわかりやすい。すき焼きセットは「上/特/天」の3種類で、税抜2,980円/3,380円/3,980円。いずれも野菜と「そしじ卵」付き。肉焼きセットとして「へれ」「特へれ(シャトーブリアン)」もあり、〈野菜+大根おろし付〉で税抜6,500円/8,000円と記載されている。一品の例は、馬刺し(税抜1,250円)や、だし巻き玉子(税抜800円)。鍋の合間に、味の方向を変えられる皿があるのはうれしい。

なお、オープン日はプレスリリースのタイトルに2026年3月20日とある一方、店舗情報としてまとまったパート内では日付の明記が見当たらない。こういう“移行期の情報”も含めて、街の店が変わるときのリアルさがある。

店舗名は「和牛すき焼 そしじ 中目黒店」。営業時間は月~金が11:30~15:00(L.O.14:00)/17:00~23:00(L.O.22:00)、土日祝が11:30~23:00(L.O.22:00)。定休日はなしで、席数は38席。電話は03-3791-2514、Instagramは@sosiji.sukiyaki_nakameguro。予約ページ(https://yoyaku.toreta.in/nakame-b/#/)には、当日予約は電話で受け付けること、予約時間を15分過ぎると案内の順番が前後する場合があること、電話番号やメールアドレスに不備があるとキャンセル扱いになる場合があることなどの注意書きも載っている。焼肉の記憶を抱えたまま、次は“一鍋の時間”へ。中目黒のこの住所がどう落ち着くのか、静かに気になる。

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