薄い財布のあとに残るカードの居場所。燕三条の純チタン名刺入れを眺める

現金をあまり持たなくなっても、カードはなかなか減らない。マイナンバーカード、免許証、クレジットカード。TSUBANE PROJECTの純チタン製カードケースは、その小さな矛盾を、薄さと素材の強さで受け止めようとしている。

財布を薄くしたい、という気持ちはよくわかる。レシートを減らして、現金を減らして、スマホ決済に寄せていく。なのに最後に残るのは、どうしても手放しにくいカードたちだ。本人確認に必要だったり、決済に必要だったり、いざというときのために入れておきたかったりする。

その「減らしたいけれど、持っていないと困る」ものの居場所をどうするか。TSUBANE PROJECTがMakuakeで公開している純チタン製の名刺入れ兼カードケースは、そこに向けた道具として見える。期間は3月20日から5月30日まで。対応カードとして、マイナンバーカード、クレジットカード、免許証が挙げられている。

純チタン製カードケースの外観

薄い財布の時代に、カードだけが残る

いまの財布は、お金を運ぶものというより、本人と情報を運ぶものに近づいている気がする。現金は少なくなっても、カードは残る。しかもそれぞれが、ただのプラスチックではなく、個人情報や決済や身分証明と結びついている。

だからカードケースは、単なる収納ではなく、毎日持ち歩く情報の入れ物でもある。ポケットやバッグの中で雑に扱われ、湿気にも触れ、何度も開け閉めされる。そう考えると、薄いことと同じくらい、長く使える素材であることも大事になってくる。

燕三条の純チタンという、静かな説得力

素材は国産の純チタン1種。発表では、宇宙航空分野や医療分野でも使われる素材として、軽量、高強度、耐食性に優れる点が紹介されている。毎日触れる道具として、軽くて丈夫で、汗や湿気に強いという方向性はかなり素直だ。

さらに裏面には、新潟県燕三条地域で作られたことを示す「メイド・イン・ツバメ」の刻印が入る。ここが少し好きだった。薄い、堅牢、チタンという機能の言葉だけではなく、どこで作られたのかが小さく残る。道具に付いた身分証のようで、持ち物としての愛着につながりやすい。

純チタンカードケースの使用イメージ

スキミング防止は、確認しておきたい安心の話

発表では、チタンがスキミング防止にもなると記されている。カードケースとしては気になるポイントだ。ただし、どの方式で、どの条件まで対応するのかといった細部は、発表文だけでは読み切れない。気になる人は、Makuakeのプロジェクトページで仕様や注意書きを確認しておきたい。

こういう道具は、安心の言葉があるほど、細かい条件も大事になる。どのカードを入れるのか、何枚入れるのか、普段どこへ持ち歩くのか。使い方によって求める安心感は変わるので、自分の持ち物に合わせて見るのがよさそうだ。

カードケースにカードを収めるイメージ

名刺入れでもあり、カードケースでもある

この製品は、名刺入れ兼カードケースとして紹介されている。Makuakeのプロジェクトページでは、名刺1〜3枚が収まる旨にも触れられている。名刺をたくさん持ち歩くためのものというより、必要な数だけを薄く持つ道具として見たほうがしっくりくる。

仕事の場面で数枚の名刺を入れておく。普段は免許証やクレジットカードを入れておく。そんなふうに、使う場面を固定しすぎないところも今っぽい。財布、名刺入れ、カードケースの境目が少しずつ曖昧になっているからこそ、こういう小さな兼用の道具が出てくるのだと思う。

Makuakeで確認したい条件

プロジェクトのリターンには、最大35%OFFの設定があるほか、カラー選択や名入れオプションも用意されている。ただし、具体的な色の種類や料金、在庫、配送時期などの条件は、支援するタイミングによって変わる可能性がある。最終的にはMakuakeのプロジェクトページで確認するのが確実だ。

純チタンカードケースのディテール

持ち物を減らしたいのに、カードだけは残る。その現実を無理に否定せず、カードのための居場所をきちんと用意する。TSUBANE PROJECTの純チタン名刺入れは、そういう小さな整理の道具に見える。薄い財布の時代だからこそ、最後に残るものをどう持つかが、少しだけ大切になってきた。

出典