渡航しなくても、海外で作品を紹介して販売する。委託型の展示販売を軸にした日台共同展示会が、2026年春、台湾の4施設を会場に2期で行われる予定です。
東京都世田谷区の株式会社IVORY(代表取締役:藤原祥子)は、台湾のセレクトショップ「趣活(CheerFor)」と一緒に、日台共同展示会「IMAGINE JAPAN in 台湾」を2026年春に開く予定だ。テーマは“海外進出”だけれど、主役は飛行機よりも棚。作り手が現地に行かず、作品だけが海を渡る——この割り切りが、地味に助かる人を増やしそうだと思った。

今回の「IMAGINE JAPAN in 台湾」は、委託型の展示販売イベント。IVORYによると、作家が渡航しなくても作品を海外で紹介・販売できるように、語学対応、海外発送、現地の顧客対応まで含めた販売支援の体制を整えた、という。
“越境EC”の話はよく聞くけれど、作品を「どこに置くか」を先に決めてしまうアプローチは、ちょっと別の現実味がある。育児や仕事で家を空けにくい時期でも、作品の置き場所だけ増やせる。ここが今回の好きポイントです。

動きとして見ると、連続している】
IVORYは「ギャラリーAGITO」を運営し、ハンドメイド雑貨、ZINE、アート作品など、ジャンルを問わずクリエイターの活動を応援する場だとしている。委託型の展示販売についても、いきなり台湾4会場というより、積み上げが先にあった。
具体的には、2025年12月にオランダの展示会「MONO JAPAN」と、米国ロサンゼルスのセレクトショップ「Be Nice Have Fun」で委託型の展示販売を実施。2026年1月には、台湾のカフェ「Machikaka」でも同様の形を重ねたという。その流れの延長に、2026年春の台湾展が置かれている。
会場は台湾4施設。春に2期で“縦移動”】【
開催は2期。
・第1期:2026年4月1日〜。台南「藍晒圖文創園區(ブループリント・クリエイティブパーク)」、高雄「駁二芸術特区(ピア2アートセンター)」
・第2期:2026年5月1日〜。台北「中正紀念堂」、高雄「衛武營国家芸術センター」
会期の終了日や各日の開催時間、入場料の有無などは、示されていない。気になる人は、主催者側の続報を待つのがよさそうだ。

並ぶもの:日常に寄った創作物】
扱うカテゴリとして挙がっているのは、イラスト、デザイン、雑貨、キャラクター、生活用品など。作品ジャンルの例には、アクセサリー、雑貨、レザーアイテム、ペット向けファッションも入るという。旅の思い出グッズというより、生活の中で“ふつうに使われるもの”が増えていく棚、というイメージが近い。
約100ブランド予定。第1期は満席、追加枠は第2期へ】
参加は約100ブランドを予定。出展ブランド例として「モッコワークス」「Tweelinten(トゥイーリンテン)」「LAUW(ラウー)」「GRANEDGE(グラネッジ)」などが一部紹介されている。
また、募集開始後に問い合わせが多く、第1期は満席になったため、第2期に追加枠を設けて募集するという。締切は3月31日(火)までで、申し込みはGoogleフォーム(https://forms.gle/B1j1NwkRaDchxq4S8)とされている。
ただし、出展者側の費用や手数料、追加枠の数、応募条件、選考の有無などは示されていない。検討する側は、フォームや問い合わせで確認が必要になる。

海外で売る話が、いつも「行けるかどうか」から始まるとは限らなくなってきた。作品だけが先に動けるルートが用意されると、作る人の生活のサイズがそのまま企画の前提になる。台湾のどこかの棚に、いつも通りの暮らしの道具として作品が混ざっていく——この展示会のニュースは、そんな変化のメモとして残しておきたい。
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出典
- 原題:ハンドメイド作家ママ約100名の海外販売を支援、日台共同展示会「IMAGINE JAPAN in 台湾」開催 | 株式会社IVORYのプレスリリース
- URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000132798.html









