ウェルネスという言葉は、広くなればなるほど、少しつかみにくくなります。運動なのか、食なのか、睡眠なのか、瞑想なのか。どれも大事そうで、でも全部を生活に入れるには、少し大げさに見える日もあります。
2026年4月11日、東京・芝公園のスターライズタワーで開催が予定されていた『Where it all begins!/原点回帰』は、その広い言葉を一日の体験にまとめたイベントとして告知されていました。ヨガ、クリスタルボウルのサウンドメディテーション、淡路島の禅リトリート施設につながるヴィーガン料理。東京タワーの足元で、動くこと、静まること、食べることを続けて試す構成です。

動いて、横になって、食べる
会場はスターライズタワー(東京都港区芝公園4-4-7 東京タワースタジオ内)。時間は10時から15時まで、対象は18歳以上、参加費は22,000円(税込)とされていました。申込ページも案内されていましたが、開催日はすでに過去日のため、現在の受付状況ではなく、当時の告知情報として読む必要があります。
プログラムは、まずヨガから始まります。【YOGA】“Ignite your soul” by IGNITE YOGA STUDIO × SHIHO として、SHIHO、Juri Ko、呉山賢治の3名による75分のクラスが案内されていました。Juri Koは2019年に東京で「IGNITE YOGA STUDIO」を創設し、2025年にはハワイで「VSSL UNION」を立ち上げた人物として紹介されています。呉山賢治は「クレヨガ」主宰、「SETSUKO JUICE」代表、lululemon 原宿店アンバサダーと記載されています。

その次に置かれているのが、クリスタルボウルを使うサウンドメディテーションです。【CRYSTAL SOUND MEDITATION】“Touch your soul” by Crystal OM として、水晶で造られた打楽器の音を、寝転びながら浴びる体験として紹介されていました。調律A=432Hzのクリスタルボウルなどを使うという説明もあります。

一日のイベントの奥に、淡路島の時間が見える
食のパートは、発酵醸造料理人・発酵食文化伝承人として紹介されている伏木暢顕によるものです。兵庫県淡路島の禅リトリート施設「禅坊 靖寧」で提供されているヴィーガン料理「禅坊料理(ZENBO Cuisine)」が会場で用意されると説明されていました。動物性食材、小麦粉、砂糖を使わず、発酵食材と淡路島の旬の食材の旨みを生かす料理です。

この告知が単発イベントだけで終わらない感じを持っているのは、背景に淡路島での滞在型体験が見えるからです。関与する主体として、Pasona Resort と合同会社 The Wellness Japan の名前が記載されています。Pasona Resortは、禅・瞑想・食などを通して自己と向き合う禅リトリート施設「禅坊 靖寧」を淡路島で運営し、未病リトリート事業を展開していると説明されています。
さらに公式サイト「THE PASONA | Natureverse Retreat」では、2026年6月に淡路島でウェルネスリゾート『THE PASONA』が誕生すると掲げられていました。テーマは「心・体・絆の調和」。未病医療、美食、睡眠科学を融合した「natureverse retreat」を提供する、という文脈です。
都心で一日分の感触を試し、もっと時間をかけたくなったら島へ向かう。そう考えると、このイベントは「ウェルネスとは何か」を説明する場というより、入口を小さく体験する場だったのかもしれません。呼吸して、音を浴びて、食べる。その順番を一度体に通してみると、自分に必要なものが少し見えやすくなることがあります。
定員、申込締切、キャンセル規定、当日の持ち物、更衣室やシャワーなどの設備情報は、元の告知素材だけでは確認できませんでした。イベント参加を検討する場合は、当時案内されていた申込ページや主催者情報で最新の扱いを確認する必要があります。





