夜の灯りには、二つの性格があります。確実に照らしてくれるLEDの安心感と、揺らぎまで含めて場をつくる炎の時間。どちらかを選ぶのではなく、その夜ごとに行き来できるなら、道具の役割は少し変わります。
Makuakeに掲載されている2way真鍮ランタン「まほろば」は、GOAL ZEROのLEDランタン「LIGHTHOUSE MICRO FLASH」に対応し、LEDライトと炎を使い分けることを目指したプロジェクトです。ページでは「LEDとオイルを1分切替」と記載されています。
手元の灯りに、もう一つの時間を足す
まず前提として、GOAL ZERO本体は付属しません。対応機種は「LIGHTHOUSE MICRO FLASH」と明記されており、別途用意が必要です。Q&Aでは、GOAL ZERO以外でも使える可能性はあるものの、スイッチがうまく作動しない場合があるとも説明されています。
このプロジェクトの面白さは、ランタンを丸ごと買い替えるというより、すでにある灯りの役割を広げるところにあります。明るさが必要な時間はLEDで、雰囲気や揺らぎを楽しみたい時間は炎で。実用と余白を同じ道具の中に置こうとしている感じがあります。
切り替えの中核として、ページには特許申請中のスイッチ機構という記載があります。ただし、具体的にどのパーツをどう切り替えるのか、工具が必要かといった細かな条件は、参照した情報だけでは判断できません。実際の使い方は、最新の製品説明や取扱説明を確認する必要があります。
開発途中の変更まで見えるプロジェクト
炎側については、炎の高さ調節ができる構造に改良されたこと、空気口を微調整でき、炎の揺らぎを調整できることがQ&Aで示されています。炎を単なる明るさではなく、揺れ方まで含めて扱う道具として設計しているのが伝わってきます。
クラウドファンディングらしく、開発途中の情報もページに残っています。写真や動画は開発途中のもので、最終仕様と一部異なる場合があると明記されています。活動レポートには2026年4月15日の記載もあり、仕様が固まっていく過程を追えるつくりです。
仕様変更としては、レザー部分が脱着可能な構造に変更されたこと、安全性の観点からレザーを装着した状態での使用を推奨しつつ、使用シーンに応じて取り外せることが説明されています。また、本体ツマミ部分の黒いラメ仕様は廃止され、真鍮のみのデザインへ変更。ページ写真に黒いラメ仕様が含まれていても、届ける製品には黒いラメが付属しないとされています。
購入枠の一例として、「【マクアケ割】LEDランタン アダプター『まほろば』」は22,000円(税込)と記載されています。一般販売予定価格は27,500円(税込)で、20%OFFの枠です。付属内容は、まほろば本体、カラー管(オレンジ)、レザー(ブラウン/取り外し可能)。オイルランタンキットは別売りです。
送料は無料(国内配送のみ)で、お届け予定は2026年5月末まで。ただし、注文状況、部材供給、製造工程上の都合などで出荷時期が遅れる場合があるとされています。火を扱う道具でもあるため、実際の使用時は最新の説明書と安全上の注意をよく確認する必要があります。
実行者は「sakakibarakouki」、ブランド名は「SAKAKIGEAR」、母体は「榊原工機」と紹介されています。公式サイトとYouTubeへの導線もあり、作り手の発信を追えるようになっています。まほろばは、手元のGOAL ZEROを中心に、LEDの実用と炎の時間を足していくための、少し手のかかるけれど面白い灯りの提案でした。





