大型家具の買い物でつまずきやすいのは、選ぶ時間よりも、そのあとの段取りかもしれません。車に入るのか、玄関を通るのか、配送を待つのか、組み立てに何時間かかるのか。買う前から、少し気が重くなる部分です。
ニトリグループが発表した「圧縮ベッドフレーム」は、その段取りを小さくする商品として読めます。これまでマットレスや枕などで見慣れてきた圧縮パッケージの発想を、ベッドフレームに広げた、ニトリ初の独自仕様とされています。
商品サイズと梱包サイズの差が大きい
今回案内されている商品は「シングル棚付きベッドフレーム(CPF51)」です。商品サイズは約幅99cm、奥行218cm、高さ43cm。それが梱包時には、約幅38cm、奥行38cm、高さ135cmまでコンパクトになると説明されています。
この差は、数字だけでもかなり大きい。ベッドフレームというと、配送前提で考えがちですが、圧縮梱包によって車で持ち帰りやすいサイズになるとされています。店舗在庫がある場合は、店頭で購入後に持ち帰れるとのことです。ただし、取り寄せになる場合もあると注記されています。
開封後の手順も、従来の組み立て家具とは少し違います。説明では、箱を開けてカバーをかけるだけで準備完了。必要な工具は開封用のハサミだけとされています。取り出した瞬間にフレームが自動的に膨らみ、素早く復元するという仕組みです。
マットレスと組み合わせて使う前提
構造面では、フレーム内部にポケットコイルを内蔵しています。別売りのベッドマットレスと組み合わせることで、上層クッションと下層クッションによるダブルクッション構造になると説明されています。マットレスは別売りなので、購入時には組み合わせを確認する必要があります。
裏面には防カビ生地を採用しているとのことです。カラーはライトグレー、価格は24,990円(税込)。商品ページも案内されています。一部離島で購入または配送する場合は、手数料がかかると記載されています。
取り扱い店舗としては、麻生店、仙台松森店、柏店、池袋サンシャイン60通り店、福岡南店、鹿児島与次郎店など、複数店舗の名前が挙がっていました。一方で、発売日、オンライン販売の可否、店舗在庫の状況、持ち帰りに必要な車両サイズ、復元後に使い始めるまでの注意点などは、参照情報だけでは確認しきれませんでした。
この商品の面白さは、ベッドフレームそのものを劇的に変えたというより、買ってから使うまでの気の重さを減らそうとしているところにあります。大型家具を「配送を待つもの」から「店に在庫があれば持ち帰れるかもしれないもの」へ近づける。家具の買い物を、少しだけ生活側へ寄せる工夫だと思います。





