この記事のポイント
- コードを書けるでは、単発ニュースではなく全体の流れを見ることが大切です。
- 30代〜40代女性に関係するのは、使いやすさ・続けやすさ・選びやすさの変化です。
- 共通点と違いを分けて読むと、自分に合う動きが見えやすくなります。
短いサンプルは動くのに、アプリとして形にしようとすると手が止まる。UI、データ保存、テスト、チーム開発までを工程の順に置き直して、迷子になりがちなところを見える化した本が刊行された。器になっているのは、近代科学社のオンデマンド出版レーベル「近代科学社Digital」。
書籍『アプリケーション開発の基礎』(著:飯尾 淳)が刊行された。仕様はA5判・並製で本文322頁。印刷版はモノクロ、電子版は一部カラー。価格は印刷版・電子版ともに3,700円(税抜)とされている。

話題をひとつに絞るなら、この本の「好きポイント」は、目次がそのまま“作業の道順”になっているところです。こういうの、地味に助かるんですよね。プログラミングって、コードの書き方以上に「どの順番で、何を揃えるか」で詰まり方が変わるから。
『アプリケーション開発の基礎』は、「実用的なアプリケーション構築に不可欠な、コンピュータと情報処理の深い知識」を網羅的に解説する、という立て付け。章立てを追うと、その言い方がわりと素直に伝わってきます。
最初の第1章は「アプリの種類」。ローカルアプリ、モバイルアプリとWebアプリ、そのほかのアプリ——まず“どの売り場の話をしているか”を揃えるところから始まります。ここが曖昧なままだと、以降のUIやデータ保存の話が、知識の断片として散らばりやすい。

第2章は「開発環境とツール」。コマンドの利用、統合開発環境やエディタに進みます。環境が揺れると、作ったものの良し悪し以前に、前日との差分に足を取られがち。道具の章が早めに置かれているのは、納得感がありました。
第3章は「ユーザーインタフェース」。関数とCLI、チャットボット、GUIとWebアプリまでが並びます。見た目の話というより、「人とシステムの接点」をどう組み立てるか、という地味に重要な場所。著者の飯尾淳は中央大学 国際情報学部 国際情報学科の教授で、HCD-Net(人間中心設計推進機構)の理事も務めるとされていて、章の置き方にもその関心がにじみます。
第4章は「データの保存」。データの永続化、ファイル入出力、データベースの利用と操作。ここを越えると、プログラムが“その場限りの動作”から、“続きがある道具”に近づきます。

中盤は、増えていく前提に備える章が続きます。第5章「大規模なプログラム」(複数ファイルへの分割、分割の設計、コードとリソース、多言語対応)、第6章「プログラム部品の利用」(再利用、ライブラリの管理機構、環境管理)。さらに第7章「開発工程」では、開発モデル、要求の整理、設計とコーディング、フレームワークの利用へ。
終盤は、第8章「デバッグと最適化」、第9章「エラー処理とテスト」。うまくいかない日の過ごし方を、工程として扱うパートです。第10章は「チームでの開発」で、本文で確認できる範囲では10.1が「共同開発の難しさと…」から始まります。
もうひとつの話題は、この本が乗っている出版のかたち。近代科学社Digitalは、近代科学社が著者とプロジェクト方式で協業し、デジタルを駆使したオンデマンド型で本を出すレーベルだと説明されています。変化の速い分野ほど、知識の更新や出し方にも工夫が要る。内容が「工程」を扱い、器が「オンデマンド」を掲げる——この並びは、妙に相性がいいなと思いました。
書誌情報は、ISBN(カバー付き単行本)が978-4-7649-0782-9(C3004)、ISBN(POD)が978-4-7649-6137-1(C3004)。商品ページは https://www.kindaikagaku.co.jp/book_list/detail/9784764961371/ に記載があります。なお、発売日(配信日)や販売チャネル、電子版フォーマットなどは、今回の手元資料からは確認できませんでした。
コードが書けることと、アプリが“成り立つ”ことの間には、UIや保存やテストみたいな、いくつもの小さな段差があります。この本は、その段差を「周辺知識」扱いにせず、最初から道順として並べて見せる。読み始める前より、作業台の上が少し片づいた感じが残る——そんなタイプの新刊です。
出典
- 原題:「コードを書ける」から「アプリを作れる」へ 『アプリケーション開発の基礎』発行 | 株式会社インプレスホールディングスのプレスリリース
- URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007264.000005875.html
FAQ
コードを書けるの情報は、どう読めばよいですか?
新しさだけで判断せず、誰向けなのか、何を解決しようとしているのか、他の選択肢と何が違うのかを見ると整理しやすくなります。
30代〜40代女性に関係するポイントは何ですか?
生活に取り入れやすいか、継続しやすいか、価格や負担感が現実的かどうかが判断材料になります。記事内ではその視点を優先して整理しています。
複数の話題をまとめて読む意味はありますか?
あります。単体では見えにくい共通点や違い、最近の流れが見えやすくなり、今後どの方向に進みそうかを把握しやすくなるためです。





