「寄付します」より先に、まず歩く。みなとみらい約7kmの静かなつながり――WFPウォーク・ザ・ワールド 2026 横浜

臨港パークを出て、赤レンガ倉庫、山下公園、横浜美術館へ。日曜日の散歩の延長みたいなルートが、途上国の学校給食支援にそっと触れる一日(2026年5月10日)。

日曜日の朝は、コーヒーをいれたり、洗濯物の乾き具合を見たり、家の空気を整えるだけで意外と時間が過ぎます。遠くの出来事を思う余裕はあっても、何か行動に移すとなると別の体力が要るもの。2026年5月10日(日)、横浜・みなとみらい地区で開かれる「WFPウォーク・ザ・ワールド 2026 横浜」は、その“別の体力”を、歩くという日常の速度に近づけてくれるイベントなんです。

会場は臨港パークで、ここがスタート・ゴール地点になります。受付は9:00から、9:30に開会式、10:00にスタートという流れです。さらに9:00からのアーリースタートも用意されていて、朝の支度に波がある日でも合わせやすいのが、地味に助かるところだと思います。

コースは約7km。臨港パークから赤レンガ倉庫へ向かい、山下公園を抜け、横浜美術館を経て、また臨港パークに戻ります(臨港パーク → 赤レンガ倉庫 → 山下公園 → 横浜美術館 → 臨港パーク)。観光地を“回る”というより、景色の質感が少しずつ変わっていく散歩道が、そのまま一本の線になった感じで、水辺の風や煉瓦の赤、木陰の匂い、ガラス越しの街の輪郭が、歩くテンポに合わせて入れ替わっていくんですよね。

このウォークは、参加費の一部が国連WFP(国連世界食糧計画)の学校給食支援に寄付され、途上国の子どもたちの給食につながる仕組みです。2005年にスタートし、これまでに約7.7万人が参加、集まった寄付は約6,600万円。数字だけ見ると立派ですが、生活の延長にある“歩く”が積み重なってきたと思うと、背伸びのない続き方に見えてきます。

歩いている最中に情報が押し寄せると、かえって疲れてしまうこともありますよね。今回はコース途中に、学校給食支援に関するクイズポイントが設置されます。立ち止まって考え込むというより、歩幅のまま「そうなんだ」と拾える程度の仕掛けで、クイズに挑戦するとステッカーがプレゼントされるそうです。知ったことが、小さな“持ち帰り”として残るのがうれしいところです。

臨港パークの会場では、学校給食支援の展示やチャリティーグッズの販売も行われます。歩く前後の時間が、単なる集合と解散になりにくいのは安心です。開会式には、横浜DeNAベイスターズのアンバサダー・三浦大輔さんが登場予定で、港の朝が少しだけ華やぐ瞬間もありそうなんですよ。

参加費(寄付付き)は一般2,200円、小学生1,000円、未就学児は無料です。定員は4,300人で、参加申し込みは受付中。申込締切は2026年4月22日(水)ですが、定員になり次第締切となります。申込はインターネット(https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/103357)または電話(0570-039-846、スポーツエントリー内/平日10:00~17:00/通話料は申込者負担)で受け付けていて、詳細は https://www.walktheworld.jp/2026/ にまとまっています。

参加者には、給食容器をモチーフにしたキャラクター「レッドカップちゃん」付きのショルダーバッグが配布されるとのこと。何かを背負い込むためというより、歩いた日の軽さを覚えておくためのバッグ、という言い方が似合う気がします。

みなとみらいの海辺は、同じ場所でも時間帯で表情が変わります。朝の臨港パークから歩き出して、赤レンガ倉庫の前を通り、山下公園の緑を抜け、横浜美術館の近くで街の硬質な線に触れて、また海へ戻る。その往復のなかに、遠い国の昼ごはんの気配が一瞬だけ混じる――そんな静かな混ざり方が、あとからじわっと記憶に残りそうです。

出典

  • 原題:みなとみらいを歩いて世界の子どもを支援「WFPウォーク・ザ・ワールド 2026 横浜」5/10(日)に開催 – みなとみらいPRセンターのプレスリリース
  • URL:https://www.value-press.com/pressrelease/371351