本音を話す前に、ひと呼吸。Career ArtがJAPHICマークを取った話

キャリア相談って、職歴の話のふりをしながら、生活の事情がにじみ出る。だから「情報がどう扱われるか」が見えるニュースは、地味に助かる。

仕事の話をするだけ、のはずなのに、なぜか声が小さくなる瞬間がある。家庭のこと、体調のこと、いまの職場に知られたくない気持ち。そういう“本音”の手前で、言葉が一回止まる。

そんな相談の場まわりで、株式会社Career Artが「JAPHICマーク」を取得した。

30〜40代の悩みは、履歴書の行間だけじゃ足りないことが多い。子育てや介護の段取り、パートナーの転勤、家計の波、メンタルの揺れ。どれも仕事と切り分けられなくて、相談の中身は自然と“生活寄り”になる。

生活寄りの話ほど、心配の質も変わってくる。正解が見つからないことより、「話したことがどこかに残って、いつか別の形で返ってくるかも」という不安のほうが先に立つ日がある。言葉にできないまま引き返すのは、怠け心というより、ブレーキの性能が良いだけ——そう思うときもある。

Career Artは、キャリア相談の過程で「非常にセンシティブな個人情報や本音を預かる機会」もある、と書いている。そのうえで、情報管理の体制を第三者の視点で確認・認証してもらう形として、JAPHICマークを取得した。今回のポイントは、ここだ。

私がちょっと好きだなと思ったのは、「第三者の視点が入る」という説明の仕方。相談する側からすると、相手が“ちゃんとしてると言っている”だけだと、どうしても距離が詰まりすぎる感じがある。でも外から点検される仕組みがある、と聞くと、こちらも一歩引いて考えられる。こういうの、地味に助かる。

もちろん、マークがあるだけで不安がゼロになるわけじゃない。それでも話題が「気合」や「人柄」から、「体制」へ移るのは大きい。

ちなみにCareer Artのキャリア支援は、求人紹介にとどまらず、人生観や価値観、将来への不安といったテーマに踏み込んだ対話を重視しているという。転職そのものをゴールにした支援は行っていない、とも明記されていた。深い話になればなるほど、預ける情報も重くなる。だからこそ、情報の扱いが表に出てくるのは自然な流れに見える。

同社は「どんな人生を送りたいのか」「何を大切にして働きたいのか」を丁寧に言語化し、選択肢を一緒に考えることを大切にしているとしている。着地もひとつではなく、転職のほかに、現職での挑戦やスキルアップ、副業などを選ぶ人もいる。目先の決断より、中長期の納得感を重視する、という時間の置き方も添えられていた。

そしてJAPHICマーク取得をきっかけに整えた体制は、今後も個人情報保護の面で継続的に良くしていく方針だという。こういう言葉は、本来は静かで手触りがない。でも「本音」を扱う場所では、その手触りのなさ自体が、安心の輪郭になるのかもしれない。

株式会社Career Artは東京都渋谷区恵比寿南3-1-1 恵比寿グリーングラスに所在し、代表は土井啓史。公式サイトは https://career-art.co.jp/ 。連絡は問い合わせフォーム(https://career-art.co.jp/contact/)から。

今回の元資料は https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000158537.html に残っている。こうして「記録として残る」こともまた、いまの働き方の風景の一部だと思った。

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