満足度90.8%のあとに、いちばん名前が挙がったのは浴室——「回復の場所」を直したくなる気持ち

ニッカホーム関東支社がOB顧客130名に行った調査で、工事後「快適である」は90.8%。それでも「次のリフォーム予定がある」は70.8%で、次に手を入れたい場所の最多は「浴室・バスルームまわり」だった。

お風呂って、家のなかでいちばん静かな場所なのに、いちばん生活のコンディションが出る場所でもある気がします。冬の脱衣所の冷え、床の乾きにくさ、掃除の手間。派手じゃないけど、毎日じわじわ効いてくる。ニッカホーム関東支社が、同社でリフォームをしたOB顧客に聞いたアンケートは、その「じわじわ」の行き先がどこに集まりやすいかを、さらっと数字で見せていました。

調査は2026年1月31日から2月15日まで。インターネットでの任意回答で、回答は130名でした。住んでいる地域は東京都37.7%、神奈川県33.1%、千葉県13.8%、埼玉県13.1%が中心で、ほかに群馬県・栃木県・山梨県も含まれます。

まず聞いたのは、「当社で工事させていただいた箇所のその後はいかがですか?」という質問。ここで「快適である」と答えた人は90.8%(118名)。注記として「特に無し」の回答も含むとあり、手触りとしては“何ごともなく使えている”人もこの中に入っている、ということになります。

一方で、「お住まいで気にされているところや、リフォームのご予定はございますか?」では、「ある」が70.8%(92名)、「特に無し」が29.2%(38名)。直したら終わり、というより、暮らしていると次の気になる場所が出てくる。こういうの、地味にリアルです。

その“次”で、いちばん多かったのが「浴室・バスルームまわり」(20名)でした。続いて「台所・キッチンまわり」(19名)、「洗面まわり」(17名)と「トイレまわり」(17名)、「壁紙・クロス張り替えなどの内装工事」(16名)。キッチンが話題の中心になりがちなのに、今回は浴室がわずかに前へ出ている。

ここが、今回のいちばん好きなポイントです。浴室って、見た目の“映え”よりも、体が正直に反応する場所。温まれるか、寒くないか、片付くか。疲れて帰った日の回復力を左右するのに、後回しにもされやすい。だからこそ、「次に直したい」の先頭に出てきたのが、妙にうなずけます。

省エネリフォーム・エコリフォーム・断熱リフォームへの関心を聞く質問では、「はい」が53.1%。理由は「断熱性能の向上を期待して」(36名)が最多で、「光熱費の高騰で節約を意識して」(30名)、「以前のリフォームで効果を実感して」(17名)が続きます。断熱って環境の話にもなるけれど、浴室や脱衣所の冷えみたいに、“体感の話”として切実になりやすいんですよね。

また、国や自治体の助成金を活用したリフォームへの関心は「はい」が72.3%。きっかけは「テレビ・新聞・CMなどのメディア情報」(37名)、「自治体や行政の広報」(34名)、「ニッカホームからの提案」(23名)、「知人・家族からの勧め」(10名)という順でした。制度は複雑になりがちで、まず知るところに一段差がある。その段差を越えた人が多い、ということだけが数字に残っています。

ちなみに同支社では、工事後の相談もしやすいよう、アフターメンテナンスの動きも進めているそう。2021年4月からは、OB顧客専用の公式LINEアカウントも使えるようになっています。住まいって、直した瞬間より、暮らしながら「あ、ここ」と気づくことのほうが多いですから。連絡の入口があるだけで、気持ちが少し軽くなる人もいそうです。

「快適である」90.8%という明るい数字の隣で、“次”の最多が浴室だった。その並びが、どこか生活っぽくていいなと思いました。見栄えや新しさの話の前に、体を温めて、立て直す場所の話が出てくる。首都圏の130人分の回答には、そんな順番の空気が、静かに混ざっていました。

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