机の上に、ハチロクが一台。仙台ヨドバシで『頭文字D』の“日用品”に出会う

グランサックス ヨドバシ仙台店の特設スペースに、『頭文字D』のグッズが並んでいる。ポスターじゃなくて、ウェットティッシュケースやマウスみたいな「毎日触るもの」中心。こういう混ざり方、地味にうれしい。

好きな作品って、語りたくなる日もあれば、ただ生活の端っこに置いておきたい日もある。仙台の「グランサックス ヨドバシ仙台店」では、『頭文字D』のポップアップショップが開かれていて(〜2026年3月上旬頃まで)、その“置き方”がちょうどいい。わざわざ構えなくても、買い物のついでにすっと見られる距離感だ。

今回の棚をひとことで言うなら、「飾る」より「使う」寄り。『頭文字D』の世界をそのまま持ち帰るというより、日用品のふりをしながら、ふっと作品の気配が立ち上がる。

いちばん好きポイントを挙げるなら、AE86型のウェットティッシュケースだ。名前は「ウェットティッシュケース トヨタ AE86 スプリンタートレノ 『頭文字D』藤原とうふ店(自家用)仕様」。長い。でも、その長さに見合うだけ、造形がしっかりしている。

机の上に置いておける“置物感”がありつつ、ちゃんと道具として働くのがいい。ふたを開けて取り出す、ただそれだけの動作に、車の形が紛れ込む。しかも車輪が動いて、前進・後進ができる。こういう、用事の途中で一瞬だけ遊べる仕掛けって、地味に効く。ブレーキキャリパーまで再現されているらしく、見ようと思えばいくらでも見てしまう。

会場はヨドバシ仙台5F(宮城県仙台市宮城野区榴岡1-3-1)の特設スペース。運営は株式会社フェイス、CAMSHOP.JPが手がける『頭文字D』公式ライセンスグッズが並ぶ、という立て付けだ。棚にはマウスやキーリング、アパレルなどもあるけれど、まずはあのハチロクを「生活の道具」として眺めてみるのが、このポップアップの入口だと思う。

大きな「懐かしい!」で押してこないのに、手を伸ばした瞬間だけ、ちゃんと『頭文字D』に戻れる。ウェットティッシュケースみたいな日用品は、とくにそのバランスが出る。帰り道に余韻が残るタイプというより、次の日の机の上でじわっと効いてくる感じ。行けないときはオンライン(https://camshop.jp/?mode=grp&gid=2955781&sort=n)を眺めるのも、悪くない。

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