関東圏を中心に「農業カメラマン」として活躍するあみのふみえさん。
農学部での知識をベースにした様々な写真で、生産者さんと私たち消費者をつなげる活動しています。
あみのさんが農学部で学んだ知識・大好きな写真へのこだわりを持ち、あみのさんだからこそ表現できる世界が、公式Instagramには拡がっています。
あみのさんの植物を撮るときのこだわりは何なのか?写真を見ていると色・繊維・特性などその魅力にどんどん引き込まれていきます。
元々は野菜が嫌いだったというあみのさん。
仕事で農家さんの畑に野菜の写真を撮りに行き、聞いて・見て・嗅いで・触ることで五感が刺激を受け苦手だったトマトを「食べたい」と思ったといいます。
「スーパーのトマト」から「畑のトマト」
別の角度でトマトを見てから、食べられるようになった感動。
きっかけは意外なものかもしれない。
今度はあなたに、農の新たな一面に触れてほしい。
「これは何だろう?」「こんな風にできるのか!」「美味しそう!食べてみたい!」などと感じせてくれるあみのさんの写真には、今問題の食品ロスや規格外の野菜を無駄にしないように生産者さんの想いと植物の持つ魅力がいっぱい詰め込まれています。
このかぶの写真は私のお気に入りの1枚。見ていたら食べたくなりスーパーに探しに行くほどです。
そんなあみのさんが生産者さんの後ろを歩き、撮影したという写真展『畑の案内』を開催します。
植物の波の中を勇ましく進む生産者さんの姿が『モーゼの海割り』のような構図を思わせてくれる、とあみのさんは言います。
あみのさんが撮る農業の世界は、アート感を楽しみながらも植物の生態がわかる美術館のような空間になりそうです。
開催スケジュール
日時:3月18日(金)~3月30日(水) 10:00~19:00(木曜定休)
場所:桐生の伊東屋珈琲ファクトリー 2階ギャラリー